■KeyBindの文法
以下の例で説明します。
【基本文例1】KeyBind.Menu.PageSetup [keybind]:P+ms
【基本文例2】KeyBind.Menu.DeleteMail [keybind]:~delete+m
これらの例では、「KeyBind.Menu.PageSetup」「KeyBind.Menu.DeleteMail」というコマンドに対して、「コマンド+シフト+P」「コマンド+delete」を割り当てています。
コマンド名と[keybind]の間には、必ずtabコードを入れる必要があります。
そして、[keybind]:の直後にメインのキーを記述し、+を書いてその後にモディファイアーキーを指定します。メインのキーが特殊キーの場合には、~(チルダ)の後にキーの名称を記述します。
モディファイアーキーの対応表は以下の通りです。
・コマンドキー=m
・シフトキー=s
・オプションキー=o
・コントロールキー=c
メインのキーの部分が以下の特殊キーの場合は~(チルダ)の後にキーの名称を記述します。
・enterキー=~enter
・returnキー=~return
・tabキー=~tab
・insertキー=i~nsert
・delキー(拡張キーボードなどにある)=~forwarddel
・deleteキー(普通のdeleteキー)=~delete
・homeキー=~home
・endキー=~end
・pageupキー=~pageup
・pagedownキー=~pagedown
・helpキー=~help
・↑キー=~up
・↓キー=~down
・→キー=~right
・←キー=~left
・ファンクションキー1=~f1(以下同様にf15まで指定可能)
■設定可能な機能一覧
設定可能な機能には、4つのカテゴリーがあります。以下順番に説明します。
・KeyBind.Menu.XXXのグループ
ARENAのメニューにあるコマンドを指定します。
KeyBind.Menu.に続けて、以下のコマンドを記述します。例えば「New」なら「KeyBind.Menu.New [keybind]:~f10」などと記述します。また、このKeyBind.Menuグループでは、上記のリストにある特殊キー(~からはじまるもの)以外の場合には、必ずコマンドキーが含まれている必要があります(含まれていない場合には、強制的に付加されます)。
なお、かっこ内は説明で、コマンドではありません。
【ファイルメニュー】
・New(新規メール)
・NewMailbox(新規メールボックス)
・NewAddressList(新規アドレスリスト)
・NewTemplate(新規テンプレート)
・Open(開く)
・Close(閉じる)
・Save(保存)
・SaveAsText(テキストとして保存)
・DeleteMail(ゴミ箱に入れる)
・LabelNone(ラベル>なし)
・Label1(ラベル>最初のラベル)
・Label2(ラベル>2番目のラベル)
・Label3(ラベル>3番目のラベル)
・Label4(ラベル>4番目のラベル)
・Label5(ラベル>5番目のラベル)
・Label6(ラベル>6番目のラベル)
・Label7(ラベル>7番目のラベル)
・MakeAlias(エイリアスを作る)
・ResolveAlias(オリジナルを表示)
・SendQueue(送信待ちを送信)
・CheckMail(メールをチェック)
・Offline(オフラインで使う)
・TransferMail(着信転送を使う)
・PageSetup(用紙設定)
・Print(印刷)
・Quit(終了)
【編集メニュー】
・Undo(取り消し)
・Cut(カット)
・Copy(コピー)
・Paste(ペースト)
・PasteAsQuote(引用としてペースト)
・Clear(消去)
・SelectAll(すべてを選択)
・PasteDateMenu(日付ペースト)
・PasteTimeMenu(時刻ペースト)
・InsertQuote(引用符を挿入)
・RemoveQuote(引用符を削除)
・RemoveIndent(改行/インデント除去)
・Fold(折り返す)
・EasyPref(簡易設定)
・AccountPref(アカウント設定)
・GeneralPref(一般設定)
【メールメニュー】
・SendNow(すぐに送信)
・QueueMail(送信待ちに入れる)
・HoldMail(保留)
・Reply(返信)
・ReplyAll(全員に返信)
・Forward(転送)
・Redirect(回送)
・Attach(書類を添付)
・MakeUnread(未読に)
・MakeRead(既読に)
・ForceUnread(ステイタス変更>未読)
・ForceRead(ステイタス変更>既読)
・ForceReply(ステイタス変更>返信)
・ForceForward(ステイタス変更>転送)
・ForceRedirect(ステイタス変更>回送)
・ForceUnsent(ステイタス変更>未送信)
・ForceSent (ステイタス変更>送信済み)
・Priority1(優先度変更>最高)
・Priority2(優先度変更>最)
・Priority3(優先度変更>普通)
・Priority4(優先度変更>低)
・Priority5(優先度変更>最低)
【メールボックスメニュー】
・NextUnread(次の未読へ)
・NextMail(次へ)
・PrevMail (前へ)
・SortbyDate(ソート>送信日で)
・SortbyStatus(ソート>ステイタスで)
・SortbySender(ソート>差出人で)
・SortbySubject(ソート>件名で)
・SortbyLabel(ソート>ラベルで)
・SortbyKind(ソート>種類で)
・SortbyPriority(ソート>優先度で)
・SortbySize(ソート>容量で)
・SortReverse(逆順で表示)
・ShowRelated(メールボックス>関連メールを表示)
・AddRelation(メールボックス>参照情報を>付ける)
・RemoveRelation(メールボックス>参照情報を>消す)
・RestoreRelation(メールボックス>参照情報を>元に戻す)
・RebuildRelation(メールボックス>参照情報を>再構築...)
・MakeAllRead(すべてを既読に)
・OptimizeMailbox(メールボックス圧縮)
・DeleteMailbox(メールボックス削除)
・MailboxPref(メールボックス設定)
【ツールメニュー】
・FindMail(メッセージ検索)
・EditAddressList(アドレスリスト)
・ForceFilter(振り分けを実行)
・FilterPref(振り分けの設定)
・SwitchUser(ユーザーマネージャー)
・EmptyTrash(ゴミ箱を空に)
・PasswordChange(パスワードを変更)
【表示メニュー】
・DisplayToolbar(ツールバーを表示/隠す)
・ShowTemplateF(テンプレートフォルダ)
・ShowAttachmentF(添付書類フォルダ)
・SendToBack(背面に)
・KeyBind.Browser.XXXのグループ
ブラウザーで利用するコマンドを指定します。
KeyBind.Browser.に続けて、以下のコマンドを記述します。例えば、「NextUnread」なら「KeyBind.Browser.NextUnread [keybind]:~f10」などと記述します。
KeyBind.Menuのグループと異なり、モディファイアキーなしのメインキーのみの指定でもOKです。
なお、かっこ内は説明で、コマンドではありません。
・OpenMessage(選択メッセージを開く)
・NextUnread(次の未読にジャンプ)
・PrevUnread(前の未読にジャンプ)
・PageDown(1ページスクロール)
・PageUp(1ページ逆スクロール)
・NextMessage(次のメッセージにジャンプ)
・PrevMessage(前のメッセージにジャンプ)
・NextHit(検索結果ウインドウで次のヒット文字列に飛ぶ)
・PrevHit(検索結果ウインドウで一つ前のヒット文字列に飛ぶ)
・KeyBind.Composer.XXXのグループ
コンポーザーで利用するコマンドを指定します。
KeyBind.Composer.に続けて、以下のコマンドを記述します。
かっこ内は説明で、コマンドではありません。
・LineHead(行頭に飛ぶ)
・LineEnd(行末に飛ぶ)
・FileHead(先頭に飛ぶ)
・FileEnd(末尾に飛ぶ)
・KeyBind.AddressHistory.XXXのグループ
アドレスの補完に利用するコマンドを指定します。
KeyBind.AddressHistory.に続けて、以下のコマンドを記述します。
かっこ内は説明で、コマンドではありません。
・CompleteHistory(アドレスヒストリーから検索してアドレス埋め込み)
・ResolveNickname(アドレスリストから検索してアドレス埋め込み)